ふたりのzakki

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とかくこの世は生きにくいのだ。

スランプの荒療治メモ(tobe)

自粛自粛、の世の中で、なんとなく足止めを食らった気になって、実際は何も滞っていないのに動きが鈍っている。端的にスランプ。
四月、五月、…八月。サボる理由を見つけた魚のようだ。(そんな魚はおらん)

心をほぐしていく体験を、少しずつ増やしていく作業。
結果は出ていないが、結果の出し方は少し見えてきた。

また落とし穴にハマったときのためにメモしておく。

 
①昔よく聴いてた曲を聴く

嵐の「タイムカプセル」、「Summer Splash」、「Still...」を続けて再生しながらメンタルをエモエモにしている。「言葉より大切なもの」や「season」あたりを追加するのもあり。

心が瑞々しかったあの頃、響いていた音楽。
今に響かなくても、「響いていたこと」が今また響いてくれる。


②外に出る

大暑だ。
外に出て海を見て歩き回り、大汗をかいた。人に戻れて、少し夏休みをやれた気がした。
春がなかったせいか、自分の中で時間が止まってしまっていた感覚があったが、大股で一歩、次の季節には追いつけた。

一体いつ元の世の中に戻るんだろうな。
いや、きっと「戻る」のではなくて「進む」しかないのだということに皆薄々気が付いている。復旧、はインフラまで。あとは乗り越えた上にある復興、だ。


③エンターテインメントに触れる

illdome.hatenadiary.com

 

このあいだ書いたアイドルちゃんのオンラインライブがあった(軽率にチケット買った)。とてもよかった。このまま歌番組に持ってけそうな演出だった。
MCのちょっとした空白をつなぐはずの歓声が、まったく欠如していることだけが悔やまれた。あらためて、ライブは「体験興行」なのだと思い知らされた。

きっとどこの事務所も、大型新人はとくに「赤字でもプロモーション予算を山ほどかけて、売れてから回収する」という算段でやってる。
その計算されたストーリーが白紙になった。現時点での回収ができず、「さらなる継続投資」を余儀なくされている。会社が大きく、体力があるところだけが残っていけるだろう。

「母体の大きさや経験に欠ける新鋭の個人は、きっと淘汰されていくんだろうな」と、そんな気持ちにもなりながら見ていた。

ライブは、他に替え難い大好きな空間だけど、いつもちょっとだけ苦い。
でも、苦味も味のひとつだ。


④やりたいことをぽつぽつ叶えていく

近々映画館に行こう。ぜんぜん興味ないけど、旬の俳優が出てる泣ける実写化純愛モノとか選んでやろう。
もっかい海見たい。水族館も入りたい。
小説を読みたい。好きな作家のまだ読んでないやつをAmazonで頼んじゃおう。
あと、ほったらかしになっていたCSSいじりも再開したいな。
免許も合宿で取るならそろそろ申し込まなきゃ。

 

動きが見えてきた

心も脳みそも動きを鈍らせていることに気付いて、焦って焦って、焦った。その結果、参って弱り、心が潤いを取り戻しつつある。
この前なんでか分からんけど泣けたし。
 

illdome.hatenadiary.com


ギリギリ怪我の功名。
いま、少しだけ上向きの坂に立てているよ。


自由って怖いね

メキメキ成長していくアイドルちゃんのブログに垣間見えるプライベートを読みながら、「一日一日を浪費していないなぁ」と関心した。とはいえ自分も、学生のころ休みをゴロゴロして潰したりはしなかった。何も実ってないけど趣味に投じていた。
「時間が限られている」という感覚が強かったからだろう。今日が終わったら授業や部活があって、好きなことできる時間はなくなっちゃうから。
浪費することを勿体ないと素直に思える感覚。そのぐらい縛られた生活。


「何にも縛られない自由」は漠然で本当に危ういと、渦中にいて感じる。コロナのずっと前、2年ぐらいこんな生活してるので分かり切っていたことだ。
ナメていたせいで落とし穴に落ちた。
今だって「さすがに寝なきゃ」と慣習で思っているが、明日決まった時間にどこかにいかなくてはいけない用事はない。昼の宅急便を受け取るのに間に合えばいい。


「せねばならぬこと」が、ない。
つまり自分の存在ごとき代替が利いてしまう、ように感じるのだ。
そんなこたあないのは、健康な心で考えたら解るんだけどさ。自分でないとできないこと、響かない人、意味がないことはたくさんある。

でも、そうも思い直せないような暗雲に囲まれてしまうのがスランプなんだろうね。


スランプの荒療治

時間を積極的に消費+他人へ感情移入することで、半ば強制的に切り替えを促すのが今のところ功を奏している感じがある。
夢中になって、満足したあとの「さて、やるか」戦法。

それから、勢い、出たとこ勝負、時間なかったから妥協することも、大事。完璧を追っていく必要はない。
強大な自由を手の内に収めるのはまだまだ先になりそうだけど、うまく付き合っていってやろう。
きっと苦労して軌道修正を試みている今も後学になるからね。




あと最近、恩師が教育人になったのが自分の今ぐらいの歳だったのを思いついて、気が楽になった。あの人もう50過ぎてるけど、子どもに囲まれる立場になったのは今ぐらい。
当時からすごい先生と評判だったわけじゃない。卒業後十何年もOB会に顔を出す教え子を、まだ一人も育て上げていない。

あー、なんだ。まだ人生は全然始まりだった。
どうしても若い人に囲まれていると現時点で「完成形」を追い求めてしまうけど、いや、まだじゃん全然。



なっかなか死ねそうにないよなぁ。




tobe