ドラマチックに生きること(唯川)
6畳だった部屋が、10畳になって、ワンルームだった城が、1LDKの秘密基地になる。
私は6畳の個室からぶっ飛んで、3DKの我が家だったけど()
人生は、小説みたいだ
毎秒が当たり前のように進んで、今日を生きて、1週間になって、1ヶ月になって、1年になる。振り返ったら自分で「名作」と呼べるような人生にしたい。名も無い短編小説かもしれないけれど、私だけの、特別な一作に。
私の小説
あなたとのストーリーが始まる。
それは期待に満ちていて、幸福で、生き甲斐にだった。
そんな時、私は鬱を発症した。
思い描いていた笑顔、美味しい朝食、カーテンの隙間から部屋に差す光…
全部、感じられなくなってしまった。
毎日泣いて、何かに理由をつけて怒って、また寝る。
人生を悲劇にするのは嫌だ。
悲劇を語るババアになりたくない。
日々は、面白くて、時に煌めいて、ドラマチックじゃないと。
焦れば焦る程、悲劇のページが増えて、更に焦りが増した。
なかったことにできるほど、私の人生は私にとって軽々しくもない。
焦った2年を過ごした私から
現在や、過去に、辛いことがあったり、なんて詰まらない人生なんだろう、
そう思って苦しい人や、そう思っていた自分自身に、前よりちょっと成長した私からアドバイスしたい。
まず、2年、やめたいものはやめちゃえばいい。
動きたくなきゃ動かなきゃいい。
面白くしなくていい。好きに怒ったっていい。
宣言しよ、社会に。
「私、2年は頑張りません!」
宣言したから、守るんや。
守れてる自分、マジ最高。
焦ることを、忘れなあかん。
無理しないことだけに集中する。
頑張ったら負け。
頑張らんって宣言したし、頑張らんねん、ごめんな。以上。
んで2年後くらいしたら、
「私、この2年マジやったったわ」
って喋れる人に喋ったり、やる気が出たことだけやってみて面白かったものをこの2年よりちょっと頑張ってみたりし始める。
人生にそんな時間、ちょっとやそっと、なんならたくさんあってもいいんじゃないかな。
2年って言ったけど、3年でも5年でも、気が済むまでやったらいいと思うよ。
逆にやってみれたらすごいと思う。報告してな。
もしどうしても、何かしないとって焦ってる人は
22歳の男性を思い浮かべる。テキトーなルックスでいい。
トランクにスーツを引っ掛けてる。
夜行バスで地方から東京にきた。
今日の昼過ぎ、就活の面接。
そっから…
「ドラマチックに生きることはコイツに任せよ」
そう唱えて、お前は寝ろ。
おやすみなさい。
唯川ちさき
寝れない、やめたいことがあるのにやめられない、背中を押してくれって人は、
Twitter:@_yuikw まで。